決して安くはない不動産の買い物は、購入するタイミングを間違えてしまうと、住宅ローンの返済に困ることがあります。
自分に適している不動産購入のタイミングはいつなのか、タイミングの決め方について紹介していきます。
ライフイベントなど個人の状況から不動産の購入時期を決める
個人の状況に合わせて不動産の購入を決めるタイミングとしては、年齢や年収などを基準にして購入を決める方法があります。
基本的に、年収が700万円前後あるときに家を購入される方が多いとされています。
年齢を基準にして決める場合は、不動産購入時に住宅ローンを組むため、その返済期間も考えてから購入時期を決められる方もいます。
条件に違いは出てきますが、金融機関では住宅ローンを組める年齢制限が設けられており、80歳までに完済することを義務付けられています。
年齢を重ねると年収も不安定になる可能性もあり、住宅ローンを組んでも返済することが難しくなります。
そのため、住宅ローンの返済も無理なくできる30代後半から40代前半に不動産購入を考える方が多くなっています。
不動産購入のためには高額な資金が必要になるので、資金計画を立て、資金が用意できた時期に購入することで、金銭面でのトラブルを防ぐことにも繋がります。
ほかにも結婚や出産といったライフイベントをきっかけにして、不動産の購入を決める方法もあります。
ライフイベントによって決定することで理想的な家の具体案などを出しやすくなるため、納得のいく家の購入がしやすいメリットがあります。
不動産価格は社会的状況が影響?地価変動した時期に購入を
オリンピック開催で一時期上昇していた地価ですが、2021年では新型コロナウイルスの流行が影響を及ぼし、全国的に地価が下落しています。
三大都市圏も地価は下落していますが、下落しているのは商業地がほとんどなため、住宅地に大きな変動はありません。
新型コロナウイルスの感染拡大によって景気が低迷している2021年と、オリンピックが開催されたあとは景気が落ち込みやすい傾向にあります。
社会状況によって自分の収入にも影響が出て減収となる可能性もあるため、その時期が過ぎてから不動産購入を考えるのもポイントです。
また、住宅ローンの返済にも大きく関わる金利によって購入時期を決める方法もあります。
住宅ローンの金利は返済期間によっては、利息だけで数百万かかることもあります。
数年前に比べると金利は下がっているので、低金利となっている時期を狙って不動産購入を決めることで、返済期間を短縮させることもできます。