今回は、マイホーム設備として近年人気が高まっているグルニエについてご紹介します。
そもそもグルニエとは何か、どんな特徴やメリットがあるのか、この機会に知っておきましょう!
マイホーム設備として人気上昇中のグルニエ!その特徴とは?
マイホーム設備として人気上昇中のグルニエとは何かというと「小屋裏収納・屋根裏収納」のことです。
天井と屋根の間のスペースを、大容量の収納スペースとして活用できるわけですね。
ちなみにグルニエはロフトと混同されがちですが、ロフトの階段が固定式であるのに対して、グルニエのはしごは固定式ではない、という特徴があります。
そもそも「グルニエに固定式はしごを使ってはいけない」というのは建築基準法で定められているのです。
そのためグルニエのはしごは、「天井に格納式のはしごがあり、そのはしごを専用の棒を使って引き下ろす」「はしごを取外し可能なものにする」という形で使います。
あと、グルニエははしご以外にも建築基準法で「面積は階下の半分以下」「天井高は1.4mまで」という制限がかけられています。
マイホーム設備としてグルニエを導入することのメリットとは?
近年は「マイホーム新築時にグルニエを導入する」「グルニエのある物件を購入する」というケースが増えてきていますが、そもそもグルニエにはどんなメリットがあるのでしょうか?
おもなメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
●他の部屋から独立している大容量の収納スペースとして、天井裏のスペースを有効に活用できる
●「居室代わりに使ってはいけない」という法規制はないので、趣味の部屋や子どもの遊び部屋などにすることも可能で、隠れ家的な雰囲気も楽しめる
●ロフトと違って使わない時ははしごを隠せるので、見た目的にもスッキリしてジャマにならない
こうして見ると魅力的なメリットばかりですが、ひとつ、大きな注意点もあります。
それは「屋根裏という場所だからこそ外気の影響を受けやすく、特に夏はとても暑くなりやすい」ということです。
温度変化に弱いものをグルニエに収納することはあまりおすすめできませんし、趣味の部屋や子どもの遊び部屋として使う場合も気温変化への対応をすること、特に暑い季節には気をつけることが必要ですよ。