一生で1番高い買い物とも言えるマイホーム。
高額な上に毎日の生活に大きな影響を与えることから、後々後悔するような事態は避けたいですよね。
だからこそ、長く安心して住める長期優良住宅を選択する人が増えてきています。
長期優良住宅とはどんな家なのか、マイホームに長期優良住宅を選ぶメリットなどをご紹介します。
長期優良住宅とは?普通のマイホームと何がどう違うの?
長期優良住宅とは簡単に言うと長く安心して住める、住宅性能が高い住まいのことです。
具体的には長期優良住宅認定制度の基準をクリアした住宅のことを指し、一般的な住宅より寿命が長いという特徴があります。
国が定めた基準に適合した住宅のみが長期優良住宅と認められる上に、住宅性能を保つため建築後の30年間は10年以内ごとの定期点検を義務付けています。
そのため一般的な戸建て住宅は50年程度が寿命と言われていますが、長期優良住宅の寿命は100年程度。
認定基準をクリアしているからこそ、長く安心して暮らせるマイホームとして選ぶにもぴったりの住宅と言えるでしょう。
認定基準は全部で9項目。
●耐震性
●省エネルギー性
●維持保全計画
●劣化対策
●住環境への配慮
●維持管理、更新の容易性
●住居面積
●バリアフリー性
●可変性
戸建て住宅の場合、バリアフリー性、可変性の2項目を除く7項目を満たす必要があります。
マイホームに長期優良住宅を選ぶメリットとは?デメリットもある?
普通のマイホームと長期優良住宅の違いは分かっていただけたかと思いますが、選ぶメリットはどのようなことがあるのでしょうか?
マイホームに長期優良住宅を選ぶ最大のメリットとは、金利の優遇や減税です。
マイホーム購入に住宅ローンを利用する場合、長期優良住宅の認定を受けるとあらゆる住宅ローンの金利が優遇されます。
そのため普通の住宅を購入するよりも安い金利で住宅ローンを契約でき、月々の支払いを抑えることが可能です。
また不動産取得税や固定資産税、登録免許税などの税金にも影響が。
長期優良住宅であれば、減税適用期間の延長や税率が下がるなどの措置で支払う税金が安くなるという嬉しいメリットがありますよ。
さらに資産価値が落ちにくいため、万が一マイホームを売却する際も高値で売れやすいというメリットも。
メリットの多い長期優良住宅ですが、手続きが複雑で認定のハードルが高いというデメリットがある点には注意しましょう。
会社によっては施工費用が高額になることもあり、依頼するハウスメーカー選びには慎重にならざるを得ません。
マイホームにマンションを希望する場合、長期優良住宅認定のマンションが少ないので競争率が高くなるというデメリットも頭にいれておいてください。