この記事では不動産の売却で切っても切り離せない「ライフライン」について解説していきます。
ガス、水道、電気に関する具体的な注意点や解約の手続き方法についてもお伝えします。
これから物件を売ろうと考えている人はぜひ参考にしてください。
不動産売却の際のライフラインに関する注意点はある?
まずは、「ガス」「水道」「電気」についての注意点を知っておきましょう。
電気・水道・ガスなどの契約人と土地や家屋の所有者が異なっていると、料金の支払い、名義変更などでトラブルに発展する可能性も考えられます。
たとえば各種ライフラインの名義変更には、該当家屋の売り主と買い主両方の同意が必要になることもございます。
そのため、以下を注意点として把握しておきましょう。
日にちを要するので余裕を考えておこなう
電気・水道・ガスを各供給会社に止めてもらう際は、解約希望をするおよそ1週間前までにはしかるべきところにお願いします。
というのも、家屋を引き渡す前日などにこうした連絡をしても当日や翌日にしますという返答はもらえないからです。
家屋を購入してくれる人が見つかるまでの期間に、各種ライフラインの解約連絡先や料金の精算方法についても調べておくと安心です。
早い時期に停止しない
とはいえ、水道や電気をあまりにも早い時期に停止してもらうとそれはそれで屋内清掃や内覧時などに困るケースもございます。
水道が使えないと、排水管からニオイが上がってくることもあります。
そのため、水道と電気を物件引渡しの何か月も前に止めるのはやめましょう。
なお、ガスはこのような困りごとはありませんので退去後すぐに解約をしても大丈夫です。
ガス機器を新居へ持って行く際は自分でおこなう
また、売却予定の不動産からガスコンロやガスファンヒーターなどを新しい家屋へ持っていくと考えている人は、各自でそれらの機器を取り外す必要が出てきます。
機器の外し方はそこまで複雑なものではありませんが、自信のない人はあらかじめ確認しておきましょう。
不動産の売却で知っておきたい!ライフラインの手続き方法
続いて、不動産売却でおさえておきたい電気、ガス、水道の手続きについてご紹介します。
どれも解約するための方法が難しいということはありません。
以下の流れでおこなうだけです。
●電話やウェブから各供給会社に連絡をして解約する旨を伝える
●各提供会社が物件売り主の指定した日に供給を停止する
いずれも該当物件のライフライン提供会社によって多少解約方法は異なりますが、おおむね以上のような流れになります。
もし、水道の解約に関して不安に思う場合は立ち会うことも考えると良いでしょう。
このように不動産売却をする人が引渡し前にガス、水道、電気を解約しておけば、買い主は各種ライフラインの新規契約をするだけで済みます。