この記事では、不動産売却で「二世帯住宅」を扱うケースについて詳しく解説します。
戸建てでも二世帯は特殊といわれて心配している人や、早く売る方法を探している人にも役立つ内容です。
売れにくいといわれる理由や、買い手にうまくアピールするポイントなどもぜひ参考にしてみてください。
不動産売却で二世帯住宅が売れにくい理由とは?
まずは、不動産売却のなかでも「二世帯住宅」の間取りが売れにくいと説明される理由についてご紹介します。
親の世帯と子どもの世帯が同じ屋根の下で暮らせる二世帯住宅は、一見需要が多いように見えます。
しかし、実際の不動産売却市場ではそれほど多くの需要がないといわれています。
「二世帯住宅が売れにくい」、「早く売るのは期待しないほうがよい」などと説明される理由は以下です。
●需要自体が多くないから
●完全分離や非完全分離、一部共有タイプなど各ターゲットが限定されてしまうから
●戸建て住宅より売り値が高い傾向があるから
●心理的な瑕疵があるのかとイメージされてしまうから
以上が二世帯住宅が売れにくいといわれる理由です。
特に住む家族の人数、完全分離や非完全分離などのタイプや間取りの好みが買い手ごとに異なるため、なかなかぴったりと理想の住まいに合うことが難しいとされているのです。
しかし、そんな二世帯用住居も正しいアピールをおこなえばスムーズな売却も可能です。
不動産売却で二世帯住宅を買い手にうまくアピールするポイント
では、不動産売却で二世帯住宅の魅力を買い手にうまく伝えるポイントを知っておきましょう。
以下は買い手の気持ちをつかむポイントです。
●完全分離や非完全分離などタイプ別にメリットをアピール
●賃貸併用住居や2戸アパート、テラスハウスとして売り出す
●不動産オーナー向けに集合住宅のような扱いで売る
●売れないからとあせらない
●売り値を低く再設定してみる
●内覧では清潔感や日当たり、無臭であることをアピールする
以上が二世帯の住居をうまく売る方法ですが、まずは最初にご紹介したタイプ別にアピールすることがおすすめです。
完全分離型はお互いのプライバシーが守られること、キッチンなどの一部共有型ではお互いの世帯がほど良い距離感で暮らせることなどを魅力として伝えましょう。