不動産を購入する際に考えなければならない内容のひとつに、火災保険があります。
「そもそも火災保険に加入するのは義務なのか」、「火災保険の選び方は?」「相場はどうなのか」など、疑問点が多く出てくると思います。
ここでは、それらが解決できるように、不動産を購入する際の火災保険について、簡単にまとめました。
不動産を購入する際の火災保険は義務?
不動産を購入する際には、多くの方が住宅ローンを利用します。
一般的に住宅ローンの貸主は、担保としている住宅が損害を受けた場合、担保が失われたり、担保の価値が下がるリスクがあったりするため、住宅ローンの債務者に対して火災保険への加入を義務づけています。
不動産を購入する際の火災保険の選び方は?
火災保険には、さまざまな内容があり、保険会社によっては異なったプランが多数取り揃っています。
火災保険といっても、「火災」「風災」「落雷」「水災」「雪災」「盗難」「水漏れ」「破損」など、対象となる内容だけでも数多くあります。
選び方としては、複数の保険会社のプランを比較することが重要となります。
パッケージ化されていて必要性の低いものがある場合には、補償内容を自由に選ぶことができるプランを選ぶなど、自分に合った補償内容のものを探します。
たとえば、他のすでに加入している保険と補償が重複している場合は、その補償を新たに加入する火災保険の内容に含む必要性は低くなります。
内容を吟味したら、同じような内容のものでも、保険会社によって保険料が異なるため、比較検討してみましょう。
不動産を購入する際の火災保険の相場は?
当然、補償される内容が充実しており、補償限度金額が高いほど保険料は高くなります。
火災保険の場合、建物の評価額に基づいて、保険金額が設定されます。
評価額とは、建物が全損してしまったときに同等のものを取得するためにかかる金額のことで、たとえば一戸建ての場合だと建築費用が評価額となります。
補償限度金額が、その評価額の8割以上から同等金額が相場となります。
評価額を上回っても評価額以上の保険金を受け取ることはできず、評価額より低すぎる設定にしてしまうと、復旧する際に資金が足りなくなってしまう可能性が高くなります。